時短勤務制度とは

時短勤務は、その両立が難しい子育てや介護と仕事を両立したい看護師が選択できる制度です。
時短勤務のシフトや取得できる条件は、各病院によって異なります。多くの場合夜勤も免除され、原則日勤のみのシフトになります。
病院によっては土日を優先的に休ませてくれるところもあり、育児や家族の介護をしている看護師にはとても助かる制度になります。

具体的なシフト例として、ある病院では通常8時30分から17時までの勤務が、時短勤務を利用すると8時30分から16時までの勤務となり、1時間早く帰宅することができます。
子育てや介護中の人にとって、1時間早く帰宅できることはとてもありがたいことでしょう。1時間あれば、夕飯の支度や部屋の掃除、家族と過ごす時間を捻出することができるためです。
また、定時が1時間早まることで、引き継ぎ業務や急な残業を避けることが可能になります。
決められた時間通りに帰ることができるので、予定を組みやすいというメリットもあります。

時短勤務をする際は、周囲のスタッフへの配慮を忘れないようにしましょう。
時短勤務をする看護師がいる分、周囲はその看護師の仕事を代わりに引き受けてくれています。時短勤務で早く帰れるために、早く帰って映画を見に行くなどと職場で話してしまい、周囲のひんしゅくをかってしまった看護師の例もあります。
早く帰る時は同僚に感謝の気持ちをきちんと伝え、勤務時間内は率先して動くなどの配慮をすることが大事です。