時短勤務の注意点

子育てをしている看護師にとって、時短勤務はとてもありがたい制度です。この制度だと最大2時間の時短ができるため、無理なく看護師を続けられます。
制度を利用できる条件は、子供が小学校に入るまでの間もしくは小学校を卒業するまでと時期を決めている病院もあり、まだ子供に手がかかる時期に配慮されています。
仕事と家庭を両立するのには欠かせない制度です。

一方、時短勤務で問題になるのは給料です。
給与の保証はされていないので、多くの病院では勤務時間が短くなった分給料も減額されます。労働時間が短いので仕方ない面もありますが、長く看護師を続けていきたいと考えるなら、一時期収入が減額することも頭に入れてその分を事前に積み立てしておくなどの工夫も大切です。

次に問題になるのが、帰宅のタイミングです。
時短勤務とはいえ、業務が立て込んでいると早く帰宅できないという場面も多々あります。特に周囲のスタッフが激務をこなしているのに、忙しい病院勤務の中自分だけ先には帰りにくいものがあります。
しかし、そのままズルズル働いていると時短勤務のメリットが全く活かされなくなってしまうため、言いにくくてもはっきりと帰る旨を伝えることも重要でしょう。

ただ、いくら時短勤務でも、毎日早くは帰宅できないこともあります。そんな時は家族の協力を得られる日は長めに勤務をするなど、周囲への配慮を怠らずに働くことで、スタッフとも上手に付き合えて働きやすくなります。